風の鹿/もっぷ
 
みどりごの瞳の奥のほしづくよ


月さやか時計を捨てて丘で待つ


エプロンは空色でした秋の朝


小鳥来るメトロノームのその隣


港町夕焼け市場のレモン売り


十六夜を盗って砕いて金平糖


父さんの骨の行方よ風の鹿


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