Self-portrait/
 
ら子へ分けられた命の源だから

体の中を循環する生温かい血液は

先祖から子孫に渡された聖火

それを手にしたのだから走りださないわけにはいかない

例えそれが途方もない旅の始まりだったとしても

僕はきっとその旅の先々で白紙を広げ

ペンを手に取って 眼前に広がる風景と自分の内に広がる風景を重ねて描くだろう

他の誰の物でもない
僕自身の心模様をこの世界に残すために
















戻る   Point(3)