Self-portrait/
桂
ら子へ分けられた命の源だから
体の中を循環する生温かい血液は
先祖から子孫に渡された聖火
それを手にしたのだから走りださないわけにはいかない
例えそれが途方もない旅の始まりだったとしても
僕はきっとその旅の先々で白紙を広げ
ペンを手に取って 眼前に広がる風景と自分の内に広がる風景を重ねて描くだろう
他の誰の物でもない
僕自身の心模様をこの世界に残すために
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