花の降る夜に/青色銀河団
 
クハットをとりお辞儀をする


花の降るやさしい夜に ぼくたちは膝を抱えて夜明けを待った


はぜるとき小さな虹が架かってくひとつひとつのポップコーンに


夕焼けの破片で傷つけあってまた手をつないだね あのときの僕ら


ゆめの言葉にほだされてぼくたちは青いソルベの夏に融けゆく


これまではかなしみだったものたちが燕になって飛んでゆく朝


真っ白なシーツを前に佇むと我が内なる兎が目覚める


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