花の降る夜に/青色銀河団
 
初恋を啄(ついば)む小鳥に啄まれたとこがいつまでたっても甘い


祖父のつくったハーモニカはなつかしい波の音がするカモメも鳴くし


泣き虫の泣き声で孕んだ空気が夏の青と白に融けてゆく


しましまはいつも静かに笑ってるいつも木漏れ日に照らされてる


夕暮れにどこかで蜂が飛んでいるどこかで蜂が飛んでいる、ただ


あなたからもっとも遠い星のひかりとしてのわたしの涙について


やわらかな夜の砂場に染みてゆく雨つぶのような夢の散りあと


ゆびさきのきれいな動きが好きだからあなたのそらの流れ星となる


かなしみを優しさに変える人たちがシルクハ
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