川沿い/
TwoRivers
答えにたどり着く気がして
川沿いをひたすら歩く
午後九時
一瞬雲の切れ間に輝いた二等星
願うことから始まる絶望が
いつでもおいでと笑っている
仲間は裏切者だった
でもそれでいいじゃないか
今日が明日に変わる頃
嫉妬深い横風が海風に変わる
もう海は近い
目を閉じて待つ夜明けは
きっと新しい
戻る
編
削
Point
(9)