翼が欲しいぞ、神さま/秋葉竹
救いの手、
ここがホントにありがとう
と言える部屋だし、空気が好きだし
憧れる
あおぞら見上げ眩しくて
まじめに翼が欲しいぞ神さま
いえないよ
ずっとまえから好きなこと
ガラス窓には、しずくが流れる
自画自賛、
大事にするのはあの頃の
じぶんを嫌った呪いがあるから
もう一度
欲しい自由なフリをして
星のしたでも眠れた青春
その一言で
蒼いガラスが砕け散る
こんなになるまでおまえにすがった
道外す
罪を知りつつ柔らかな
胸に顔埋め、泣きたくなるんだ
ねぇ、いまの
心をホントと思うなよ
そうはいかない、花一匁
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