内部のひかり/水宮うみ
 
目を瞑り、瞼の裏の夜空を眺める。
この夜空をみれるのはわたしだけ。わたしひとりを観客に、星々は静かに瞬いている。
けれど、そんな夜空を持っているのはわたしだけじゃない。
誰もが瞼に夜空を飼っている。
あなたとわたしの夜空が、どこかでつながっていたらいいな。
そんな夢をみながら、今日もわたしは目を閉じる。
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