again/ミナト 螢
 
もう飽きてしまった夜に
今までのイメージを壊したい
頼りなくても情けなくても
僕は回転ドアを駆け抜ける
まるで光速の会話みたいに
星の手裏剣を胸に抱いて
誰かの世界に窓を作るよ
透明だ
あの頃のように
恥ずかしくても笑われても
夢に目隠しされたことがある
足りない力を嘆いたり
自分に負けたくはないから
暗闇で研ぎ澄ます感覚を
きっと月曜日に繋ぎたい
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