幻日逃避光/
あらい
われる赤子のように愛らしく等しく亡くなるが、真赤な口吸い 何時迄もくちゃくちゃに潰す鬼灯でも瑕が点く、煌めいて歪ヒズんだ眼である。
私たちは確かにその実を結んだのでしょう。
それを運だと申しましょうか、 いえいえ、私たちが掴み取る原石に色を与えたのは紛れもなく 私を中心に乱反射したあなたたちの魂なのでしょう。
ありがとうございますと申したところで、何のことだか、
はじめから私にすら解りはしないのですが。
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