ショー・マスト・ゴー・オン(脚本がすでに失われていても)/ホロウ・シカエルボク
 

アーモンドチョコレートとストレートティ
夜のストレンジャーとカム・ダンス・ウィズミー
バス停でその日最後の長距離便を待っていた僕らは
見すぼらしくも誇らしい二人の子鼠だった

丸一日、あれこれと乗り継いで
腰をおかしくしながら辿り着いた憧れの街は
妙な色のスーツを着たチンピラと
股が痛くなりそうなショートパンツを穿いた売春婦だらけの世界
安アパートに転がり込んで
皿洗いと給仕に精を出しながら
ミュージカルのオーディションをいくつも受けた
ぼくは早々に諦め
アルバイトから店長にまで昇りつめ
きみは幾つかの小さな舞台で
これまた小さな役をもらった
「きみなら大丈夫だ
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