表面にいる/水宮うみ
 
星の表面に無数の星があった
消失する約束を見送っていて


余白の海にただよう文字たち
それがきみの星かを知らない


時間は立ち止まる風が生きる
部屋に焼きついたきみの寝言


雨のなかであなたの暮らす虹
夜に重ねた紙の明日の向こう


忘れたくなかった日々がある
あるいは笑っていたかった人


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