ピンク/
卯月とわ子
鮮やかなピンク
最初は
あんなに淡い色だったのに
あなたを想う程に
色が濃くなっていったの
もう
元の色が分からない程に
目の奥が痛くなるくらいのピンク
鮮やかなピンク
片足立ちの案山子
肩に泊まった烏も
わたしの想いに染まっていく
目の奥が痛くなるくらいのピンク
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