春の風/秋葉竹
 

星、滲む
つまり空には愛があり
あたたかい風、吹いてしあわせ



爪を切る
切って尖らせその?を
血の滲むまで愛してみたい



夢をみた
天使のような顔をして
わたしを孤独と指さすあなたの



恋をした
忘れられない高三の
人にはいえない禁断のやつ



まよなかに
メロンソーダを飲んでみた
甘すぎ注意と一応いっとく




凍らせない
グラスにそそぐ白妙の
酒のするどい冷たさ辛さを



春の風。
脳をたちまちふにゃふにゃに
して恋だけが至上と刷り込む




あおあおと
いまだ蕾の白い花、
咲くまえが、ホラ、硬いから、好きッ




戻る   Point(7)