貧乏な空/
丘白月
さよならが
身にしみた瞬間
時間が一瞬で溯る
満たされていた心が
風船のように割れ
記憶が一気に流れていく
追いかけても追いつけない
笑い声が風になって
次から次へと消えていく
空っぽでもう何もない貧乏な空
君と想い出を買うことも出来ない
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