汽車に核爆弾を積んで故郷まで/竜門勇気
 

花が咲く場所だったらどこでも
思い出すなにかがあるかでどこでも

夢の中で行けるはずさ
眠たいときに一緒に居たいやつが
暇そーにしてたら
なんだどーしたって声掛けて
乗り込んじまえ

ハッピーエンドはいつでも
どっかの誰かで使うもの
こっちには回ってこないさ
羨ましそうに見てるけど

やたらとめんどくさそーなものほど
手で握れば使いやすいんだ
僕ら以外はみんな持ってる
無縁そうな言い訳が
なんにでもつかえるから
こんなんなっちまった
そいつはひょっとして
僕だってやれたのか?
触れることすらためらわれた神聖なもの
喜んだりしても
気持ちよくなって
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