空舟は 希望する(うつおぶねは きぼうする)※改稿版/こしごえ
 
あきらめることのバランスの深呼吸をする
白黒写真に伝言を頼んでおいた羽は思いつづける
みんなをつつみこむ空を
みんながほほえむ日まで

ある最初に鳩時計が教えてくれた
一度限りの産声は やさしい空を思うことで
こころを映す月の思いやりに気付いた
私は月のほの明りに照らされた今
今があるのは つながりのおかげです


 涙を零す私


ありがとうございます。
この青い星の水は
いのちとつながっていて
このいのちは さまざまな いのちに支えられている。
選んだ言葉は
このこころを流れる

青ざめた年輪の終りを刻み込むつながりが
私の奥の悲しみに
黙礼をする。目には見えない遠い星を見る静けさと
水の道を遠回りしながら 心音の芯の櫓を漕ぐ
(果して 光は光か 闇は闇か 。何かがある それは何とは言えない何か )


ほほえみ おだやかな世界を 私は 希望する


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