バターのうた/
一般詩人-
バターは素晴らしい
バターは偉大だ
バターを見ているだけで幸せな気分になれる
人類はバターの前にひれ伏すべきだ
おかしいな
ぼくはバターが好きなだけなんだ
それがどうしたことか
こんな陳腐な褒め言葉しか見つからないんだ
でもこれだけは確かなのだけれど
ぼくは好きな人と肩を寄せ合って
トーストの上でゆっくり溶けていくバターを
しんとして
見ていたい
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