あなたがわたしの近くや遠くにいる (長いので途中からでも途中でやめてもOKで.../ふるる
 
あなたがわたしの近くや遠くにいる
騒がしいので目を塞いでいた、
この暗くて曖昧な場所に
午後の日差しがようやく届き始める
長い時間がかかって
忘れ物はないかとポケットを確かめる
駅の時刻表には時間ではないものが書いてあり
じっと見ているとそれが感じられる
あなたが近くにいる

砂漠の終わりであなたが言った言葉
遠くにいてもきっと分かるだろう
ぼくらは、、、
砂が幾重にもわたしたちを包み、隔て、
閉じた目をひらいた時にはもう
駅が来ていて、わたしははじまっていて、
あなたは遠くに連れ去られて、自ら連れていかれて、
わたしは駅で買った飲み物を置いてきてしまったのだけれ
[次のページ]
戻る   Point(5)