アケボノフウロの妖精/丘白月
 
足もとにも見える春の形
桜が散っても淋しがらないで
涙落ちたらその先に咲く

足もとで見上げてる妖精
かかとに舞う花びらたち
春の桃色は心臓の色

妖精まで届く激しい鼓動
花の風呂敷で包んで
悲しい気持ちをさらっていく

戻る   Point(0)