確かにどうかしている/
二宮和樹
そっと隣で気遣いながらも
自由でいさせようと振舞うが
彼女はつまらないと言い
そっぽを向く
あっそうだなと想いながらも
軽いジャブのような葛藤を横目に
これを書くのはどうかしているのか
ははは
ほざいてるなあ
そうしながらも
彼女の好きな食べ物を冷蔵庫から取り出すとは
甚だ普通の人間だ俺は
確かにどうかしている
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