あした/
三月雨
みぎ と ひだり の辻褄を合わせて
果物のかわ を剥くように
波が砂浜を けずって 行くように
一つ息を吸い込んで
そのまま溜める
あす が来るかは知らない
私ときみと
昨日まであった全てが
このあともつづくかは予測できない
真っ白な
なにかのような
頭の中の空気だけがある空間で
なにをすればいいのかを かんがえる
なにをしたいのかを おもいだす ように
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