水の月/ピッピ
 
(月が3mm近い夜(水もちょっと(月の下で(
部屋で独り(一人(グラニュー糖を(啄ばんでいた
(グラニュー糖だけ(じゃない(プリン(を(
バニラやミルク(使用(作っていた(カルーアを
(ちょっと(服用しながら(薬のように(
真夜中(だから(灯り(が(必要(で
(手探り(独り占めできるように(暗く(
誰も(近寄らせない(国籍は(別だけれど
(部屋も(此処には無い(空には(月(
汚い(手を漸く(洗ってた(心を
落ち着かせるため(嘯きながら(可愛く
(笑う(振りをして(誰も居ない(事に(
気付く(頃にはもう遅くて(もう午前
(月は(未だ水を引き連れて(孤独を(
引き裂いてくれ
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