つくしの妖精/
丘白月
ミミズさんがね
僕をくすぐって
もう起きてもいいよって
暖かくて優しい
お母さんのような
土に抱かれていたんだ
ほら並んだ僕達を見てよ
向こうの一番背が高いのは
早起きの妖精さんだよ
土筆の妖精は
まっすぐに空を見上げ
言葉を置いていく
魔法のエンピツで
空に見えるかな
読んでほしいな
初めて書いてみたよ
春の詩だよ
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