愛おしい帰り道/卯月とわ子
 
アルコールに沈んだ
世界がきらめいて
眩しさに
目を閉じてみる

ふわふわ夢の中で
遊んでいるみたいな
楽しい気持ちで
今から帰るよ
君の寝顔とか
そういう幸せが
僕には待っている

染みついた
居酒屋の匂いも
ただただ
愛おしい
帰り道
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