真実を探して。/viraj
嗅覚は、愛を見つけてくれた。
嗅ぐことは共同社会感情につながった。
嗅覚は、五感の女王であった。
しかし、彼女には笑いが足りなかった。
理性は、嗅覚からの超越を求めた。
理性は聡明な王子であった。
嗅覚の月 理性の太陽。
理性と利他性の時代へようこそ。
君が望むきわめてきびしい断崖絶壁を見せてあげよう。
あれが自我と本能という崖だ。
真実の愛は、本能が後退し、自我が殲滅されるあの清浄さのなかにしかない。
うう、恐怖の強風だ!
俺は、魔女の魔力から逃れてみせる!
欲動の魔女め!
西洋文明の本体よ!
愛の妙薬がひつようだ。
大地から飛翔するには。
女によって作られた男らしさという呪縛から逃れるには。
幼児にもどるんだ!
生きてるって実感がほしいんだ。
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