Birthday/ミナト 螢
 
背中に流れる景色に
音楽が追いついて感じている
映画のラストシーンみたいに
誰かと出会って街に馴染んで
白いケーキで髭を剃るだろう
夢を見てしまう今日を逮捕して
日付けが変わるまで話し続ける
人が髪の毛を切る理由なんて
誰かに気づいて欲しかったから
一枚の桜を頭に乗せた
僕が消えたら春が終わるけれど
忘れられてもまた復活できる
匂いの記憶と色の償いで
ハートの形を元通りにして
それは僕が足跡を踏んだら
誰かの本の表紙を歩くため
人の思い出を預かっていく
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