明日君と会う約束/viraj
 
歴史の中であらわされる目的を一瞬のうちに垣間見せてくれる。

たくさんの人が、たくさんのドラマを生きたね。

愛の神様の気まぐれ。

嗚呼、うつくしい女たちや、雄雄しき英雄たちが走馬灯のように!

私は、あるときは貧者であり、あるときは富者であった。

神は、仏陀やキリストをあいしてあいしてあいすることをやめなかった。

だから二度と、仏陀やキリストのような人を作らなかった。

道端に咲いたサボテンの花は、人々に足蹴にされ、無残にも散った。

それは、彼らが、愛と思ったものを信じながらしんだ老夫婦がかわいがったサボテンだった。




戻る   Point(1)