SUPERSTAR/ミナト 螢
君の言葉の方向にいつも僕はいて
過去を育ててくれたからきっと
プラタナスの木みたいに
両手を広げて未来を抱きしめる
何度も救われた夜があって
君を特別な存在にした
星が瞬きをするように
僕は世界を飛び出していく
賢くてズルくて仕方がない
目覚まし時計が鳴らなくても
髪の毛は跳ねて朝を迎える
君がいたらと思うだけで
全てが解決できる訳じゃないけど
壁にもたれると人を感じるのに
どうして冷たいままなんだろう
陽射しが両手を擦り抜けてしまう
僕等の輪郭は少し似ていた
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