春眠を覚えず/TwoRivers
 
揺らぐ感情も理性も
鼻歌でかき消された夜

音量を絞るほどに
主張は心に傷をつける

カーテンを閉めても
光は朝は告げるから
今夜は白湯で乾杯しよう

酔いが回れば
世界も私もどっこいどっこい

洗いたてのコップは
春を少し濡らしただけで
眠ることはできなかった
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