夏のコラージュ3/
たもつ
壊れて動かない入道雲の下
燃えつきた花火のために
僕らはお墓をつくる
昨夜なぞったでたらめな星座の名は
天文書に記されることもなく
忘れられていく
つぎはぎだらけの不細工な幸せ
これから
どれだけ生きることができるのだろう
生きなければならないのだろう
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