廃棄物になりたくないのなら/ホロウ・シカエルボク
 

回転する序曲の韻律はすべて逆さまだ、首を傾げたって上手く読み取ることは出来ない、そんなときは頭で理解しようとしないことだ、頭で理解すれば理屈っぽくなるだけだ、イメージを読み取るのさ、まんざら素人でもないだろうに…なんて、そんな話してもしかたないよな、すべては描かれてしまった、描き直しは効かないんだろう?分かってるさ、そんなやつは腐るほど居る、最新型のロックンロールを奏でるのは決して新しい奏者じゃない、それはいつだって最初に手を付けた連中の仕業なのさ…みんな分かってるくせに知らないふりをしてやがる、それを認めちまったら自分のやってることになんの意味もなくなると思っているのさ、つまり―いつだって模
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