僕は恋することすらできる/竜門勇気
僕は彼女が好きだ
なんにだってひたむきに
やってる姿を見てたよ
ひたむきさが役に立たないときも
笑うとすごく可愛くて
何かを我慢してつらそうな時
僕はこんな事が起きるなら
世界に価値なんてないと思った
怒ってるときも
とてもきれいだった
一体どうしたら君は笑う?
世界は君が動くたび
甘く輝く光になる
まるで眠る寸前に広がる
想像の場所にいるようで
抗うことすら忘れる
彼女は歩く
彼女の世界と
僕は歩く
彼女とその世界がいく後ろを
うつむいたまま
朝焼けのわけまえ
靴底に影がうっすら見えて
視界の闇は消えない傷になる
彼女はいつもよりゆ
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