大晦日の虹/
灰泥軽茶
ドアをあけると天気雨
さぁ行こうかじっとしていようか
見上げるとうっすら虹が
描く頭のなか心のなか
ひととき呆然虹色に染まり幸せの予感
雨はつうつう降っているけれど
さぁ出かけよう歩いていこう
私の感覚動く筋肉身体は知っている
誰もいない森で鳥が鳴く
喉を震わす言葉のない感情と音楽が
雨粒風に混じって街に流れていく
ゆっくりと静かに揺らぐ暗闇
誰もいないのに
灯りはそっと囁きさぁこっちだよ
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