ゴースト/ミナト 螢
 
片目だけ開けた狭い惑星に
捨てられたのは僕じゃないよ

眠るフリをする可燃物の夜
愛が幻になろうとするたび
輪郭を求める指輪のように

知り尽くしてるつもりの好みさえ
まだこの世に残っているから

不安になるけど働きながら
ソファにもたれた瞬間

君の横顔に映るCMが
笑顔のままで続いて欲しくて
確かめるために15秒を生きる
戻る   Point(3)