エゴ・エリス? 朝早く 週の初めに 日の既に登る頃/PAULA0125
白鳩の瞳(め)が
薔薇と鎖を 用いて祈り
恵みを受けた その心が
苦しみ生きた 浮世を思い
今は唯 御胸に抱かれるならば
それもまた 粋や善しと 微笑む眦(まなじり)
御国(みくに)に玉音の 雨降らば
笑う顔が告げる 彼方への愛
「やれ 次は何を 命じられようか」
パンを焼き 乳を搾り
朝餉の恩寵(めぐみ)に祈りを奉ぐと
歌はどこからか 伝わり
時の流れる川を見ようと
御使いは 楽士を伴い
門を下(くだ)りて 橋を渡ろう
御笠を放り 水面に触れり
日輪 天から 動かず
さりとて光は 強くもなく
朝霧の晴れるを 照らすばかり
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