透明なアオイロ/卯月とわ子
 
透明に見える水が本当は青色だって知ってた?

真実を見抜くその瞳も
本当は透明なんかじゃないんだよね
わたしがその事に気付いた時
君は動揺を必死に隠そうとしていた
その瞳に色を宿して

君の正義がいつかわたしを裁く日が来るのかもしれない
でもその時に君は
わたしと目を合わせようとはしないだろうね
だってわたしは君の瞳の色を見抜いたから
君の正義が君色のモノだって知っているから

君に裁かれたって構わないよ
わたしはわたしの瞳で世界を見るから
君は君の透明な正義を貫いたらいいよ
わたしはわたしの世界に生きるから
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