ひらがな変換/Terry
私は、特に文献を読んで『ひらがな変換』を書くわけではありません。ひらがなと漢字、欧語に焦点を当てて、自身の考えを述べるものです。一歩踏んで述べますと、『ひらがな変換』は、ひらがなへの変換が醸し出す味わいについて考察した論文です。
記号学から、漢字を用いねば、ひらがなのみでは世界の記号が成り立ちません。それが許される分野が、独自の表現、芸術性に富む詩や小説などの文章です。その点は、皆様もご留意されていることと存じます。
私たちが普段馴染んでいる日本語は、漢字があるからこそ直感的にイメージが湧きます。漢字は、表意文字と呼ばれる所以(ゆえん)です。それをひらがなに変換して、
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