sparkling/
ミナト 螢
メロンソーダの底で揺れる
妖精の冠が綺麗なのは
触れると弾けて消えるような
一瞬のうちに終わる恋みたい
その中で私はまた夢を見る
これは誰かの涙なんだろうか
それともあくびなんだろうか
触れると弾けて飛んでいくのに
永遠を繋ぐ心を知っている
炭酸が喉に盾を作って
ありふれた言葉を倒すから
漂白したままの体で生きて
何度も青春で熱を出したい
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