WILL/
ミナト 螢
乗り物に与えられた信号で
この街はいつも渋滞している
見えるかい空の高さと同じく
返した言葉がガスに包まれて
色も音もなく消えていく前に
君の背中に矢を放ったんだ
分かるかい翼のない僕達は
星の置き場を足元にしながら
光の手触りを閉じ込めるまで
登り続ける道を開くために
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