冬の星/秋葉竹
 



星が舞う。
ような気のする冬空に
赤や黄色や青の、花火よ。


爪を砥ぐ。
まるで刃物の冷たさを
こころに刻んでいる、冬の夜。


夢のあと、
楽しいパーティで出会い
部屋へ戻って胸焼く面影。


恋します、
とかなんとか、かんとかね
口で言ってるうちはまだダメ


眠りたい、
心を冷たく保ったまま。
ほむらのような恋など、もういい


凍った恋、
忘れられない想い出が
残った部屋に転がるガラクタ、


冬の星。
プラネタリウムで知った恋
人の歴史って、恋の歴史だ。



あかあかと
明らかになる朝のキス
黙ってされてる、寝たふりしている、





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