真夜中はマシンガンのビートで/ホロウ・シカエルボク
 

もはや狂気が正気になっちまって、俺の日常はどす黒い憎悪と底無しの生への渇望の渦だ、時計の針が過ぎてゆく人生を切り刻む、零れ落ちた断面が冷たい床でべたりと嫌な音を立てたそばから腐敗臭を立て始め、毛羽立った感情を余計に逆撫でする、声無き咆哮が口を閉じたままの声を擦れさせ、たまに口を開けると轢死体の最後の呼吸のような音しか出ない、オーライ、どっちだって生きてられるものだよ、どっちでだって生きてられるものだ…どうせこの世の中には真っ当なものなんて存在しないんだ、そうだろ?薄っぺらい、お仕着せのイズムに寄りかかって安心してる連中なんざみんなキチガイさ―バラバラにされた譜面だ、散乱した音譜なんだよ、それが
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