東京ゲーム/もっぷ
空っぽのポッケに突っ込んだ
両の手が凍えている
空っぽのこころに突き刺さる
午後の陽射しが痛い
いつも探しているのは暗闇なの
もぐりこめるところなの
私を隠してくれるなら
どこでもいいの どこだって
連れて行ってくれるのならば
たとえノラ猫のあとだってついて行く
瞳を見ればわかる
この猫(こ)は嘘 言っていないって
今日も当てずっぽうで角を曲がる
たとえ見当違いでも
思い込みで ね
夢へのかけらにありついたって
もしかしたらただの石ころ
そんなの知ってる
知っていた 探す前から
見つかるなんて思っていなかった
空っぽのポッケに突っ込んだ
両の手が凍えている
空っぽのこころに突き刺さる
午後の陽射しが痛い
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