口元の汚れた八方詩人のしわがれたバラッド/ホロウ・シカエルボク
 

運命のやつがどうしても無様に俺を殺すというのなら、最後までみっともなくそれに抗うだけだ、早々と安全圏に腰を落ち着けた連中がそんなことは無意味だと俺に忠告する、世界のすべてを知っているとでも言いたげなしたり顔で…お前には何が出来る、何が出来るっていうんだい、その薄汚いしたり顔の他に?早いうちに落ち着いてしまえば御の字には違いないさ、それ以上どんなことも考える必要はないからな―だけど俺はこんな風に思うぜ…お前のその後の人生は、そこに留まった自分をひたすら肯定し続けるためだけのものになるって―いや、俺はお前の人生の是非を問いたいわけじゃない、お前はお前の好きにすればいい、ただ、俺の人生にどうこう言っ
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