能登半島へ行けるかも知れない/マスイジュウ
ベッドから飛び起き 扉を開けて
気がついたら能登半島だ
何かが鳴いている 動物か
ガキだった 泣いていたんだ
男子校から一気にあふれる汗臭い感じ
肩透かしを食らった
いつかあんな風に飛べるさ とか
願いはきっと叶うさ とか
産廃みたいなんですけど
能登半島にいることに甘んじて
私は顔がにやけるのを抑えることができない
一人忙殺 って得意技でもなんでもなくって
この流れ 時間に合わせたゆえに
勝手にどうにかなってしまって
滑稽でしょ?こんな姿で
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