ハミング/
ミナト 螢
その距離は
未だ測れないまま
見つめる星が
見つめ返した夜
瞳の中で
転がる光は
孤独な鉛筆
削り終えたよ
大切なことを
書こうとすると
先へ進まずに
折れる心が
丸くなるまでに
誰かを思った
愛しい時間が
残す余韻なら
1オクターブ上の
夢見るため
どんな音でも
掴まえに行けるさ
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