終電/
三月雨
右手を伸ばして掴めばぐにゃり
潰れて指の間からぼたぼた落ちていってしまう
くすんだピンク色のそれは疲労
床で潰れたピンクがぶわり広がって
足元からどこかへ引きずりこまれ顔まで埋まる
なぜか眠たい
まだやらなければいけないことがあったのに
戻る
編
削
Point
(1)