乾いた花 #2/ふじりゅう
プハウスのミルキーウェイで
じたばたしているあのこ
ケンジくんの嗤い顔
えくぼにちらつく星雲
ねじられた愛に潰されそうな夜では
二度と朝をきれいに迎えられない
あのこが食われたから
わたしのお腹はげんかい
だからお酒でひっかけた?が
ちょうどよく狂気の針を突き刺す
あぁ。わたしの絶叫が
病気になったケンジくんに届くといいな
1ナノも解せないわたしの茎が
萎びていくから笑いが止まらない
そうか
ふたりのりが残したタイヤ痕
からも
病的なマリーゴールドの香りがした
そしてさようらな けんじんく
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