泡/ミナト 螢
 
缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ

光と闇に
折り目を付けるまで

緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど

逆さまにすれば
戻ってくる夢

寝そべったままの
爪の形で
もう一度だけ
会いたくなるよ
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