午後の贅沢/
坂本瞳子
昼ご飯を済ませて
横たわって
眠りに落ちて
目が覚めたら
もうすでに夕方で
ふと鏡を見たら
頬に線ができていて
それが畳の跡だと
やっと気づいて
消す術もなく
消す必要もなく
とりあえず
お風呂を沸かした
戻る
編
削
Point
(4)