夏の終わりに/
文字綴り屋 ひじり
後ろ髪を引かれる思いに堪えきれず
最後だと言い聞かせ 振り返る
そこにまだ君は立っていた
でもその顔には
未練も執着も感じられず
華やかな微笑みで僕を見送っていた
僕は最後の賭けに負けたのだ
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